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◆河童倶楽部通信 15  西暦2000年 おめでとうございます

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空飛ぶ龍と河童の年賀イラスト(めぐみ作)
西暦2000年、ミレニアムの新しい年の幕開けです。
みなさま、明けまして おめでとうございます。 

 河童倶楽部会員の方には、日頃この河童倶楽部通信をご愛読いただき、
ありがとうございます。また今回に限り、特別に非会員のお友達や先輩、
諸先生の皆さまにも、私の近況報告を兼ねて同報送信させて頂きます。
日頃ご無沙汰しております同窓生の皆さまや切手交換のネットのお友達、
旅先で出会ってから毎年年賀状を頂いている方々など、遠くはアメリカ
から、国内は北海道から九州まで、同時にご挨拶をさせて頂きます。
この「河童倶楽部通信」は、最近デジタルカメラの写真収集に合わせて、
特に都市景観をテーマとして日頃の仕事や私生活で考えることなどを、
執筆しております。過去の記事は、ホームページ上にもありますので、
もしもよろしければ参考にしていただければ幸いです。
 
「大晦日に紅白を聴きながら年賀状を書く」ことに挑戦しております。
1999年は「だんご三兄弟」のヒットに始まり、実にたくさんの歌謡曲が
次々に生まれたようですね。日頃はテレビと縁のない暮らしですので、
この曲はこの人が歌っていたのかなど、新しい発見ばかりの番組です。
 
 私にとって1999年を振り返ると、短いようでも、数々の新しいことに
挑戦できた一年です。仕事はそれなりに忙しく充実しているのですが、
それ以外の自分の時間を大切にできた一年でもありました。
 
 まずパソコンについてはついにホームページを開設し、それの活用に
ついてあれこれ試行錯誤しました。その結果、仕事と旅行と関連づけて
何らかの自分を表現する方法として、この「河童倶楽部通信」の執筆が
軌道に乗りました。都市景観の研究というテーマでいろんな街を歩き、
写真表現について研究したり、参考資料を読んだりしていると、新たな
興味がどんどん広がっていって、ネタが尽きることは当分なさそうです。
 
 日本は狭いようでいて広くて面白い。夏から秋にかけて熱中したこと、
それは「男はつらいよ」という渥美清が寅さんを演じるビデオ48巻を
すべて鑑賞しました。街も何気なく通り過ぎるのでなく、のんびりと空
気を感じながら歩いて巡るとその場所やそこで生きる人々に独特な風情
を感じることができます。街の景観についての着目点など、参考になる
作品でした。私の河童通信も山田洋次監督のような視点で編集に取り組
んでいけたらと思います。
 
 また片道1時間半〜2時間という遠距離通勤を楽しみに変えるための
取り組みとして始めた読書、池波正太郎氏の小説など、年間で100冊
以上のペースでサクサク読めるようになりました。その結果、読む本を
補充するため、ブックオフの100円コーナーで仕入れております。
この全国チェーンの古本屋は全国に450店舗あり、ホームページ上の
店舗リストを、アトラスという地図ソフトの検索機能を使い場所を調べ
休日に買い出しツアーに出掛けるのも楽しみの一つになっています。今
までに東海近郊で訪問した店舗数は60店、今後は1泊2日で巡るよう
になれば、2000年中に100店舗訪問達成もできるかも知れません。
 
 あと切手の収集活動も、文化や旅の興味をかき立てる大切なもの。
国内で発行された切手の内、今のところ1900種類を収集しました。
最近は郵政省の頑張りで、新切手はうじゃうじゃと発行されてるので、
2000年内に2000種類達成は間違いなしといったところです。
もしも切手収集に興味がありましたら、額面でお譲りできる切手が沢山
ありますのでご連絡下さい。
 
 私も三十代後半となると、そろそろ体の方にチューンナップが必要に
なるようで、最近「尿管結石」で仰け反るような痛みに襲われています。
病院に通い薬を飲んで、様々な検査をしながら様子を見ておりますが、
会社を休んだりするなど、職場の皆さまにはご迷惑をお掛けしました。
先回の河童倶楽部通信に書きました通り、現在の日本人は飽食に慣れて
いるため、ついつい必要以上に食べてしまう。そのために病気になって
苦しむという自分の姿に、ひたすら反省の日々を過ごしております。
 
 
┏■街路樹のイルミネーション   ━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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 今回のお気に入りの写真は、神戸の街路樹のイルミネーションです。
先回紹介したMOSAICから、JR神戸駅へ向かう街路一帯は、最近の
再開発で生まれた新しい街で、公園や高層ビルなどに囲まれた一帯は、
都市景観に対して様々な工夫が施されている、感動が一杯の場所でした。
 
 まず何よりも歩道が広く綺麗であることが印象的です。歩道の両側に
2列の街路樹が植えられていて、その中央にはガス灯があります。舗装は
自然石調の平板ブロックが敷き詰められて、足下を照らす照明もあります。
だから歩行者は、車道を走る車の存在を全く気にせず、あれこれロマンを
語り合ったり、空を見上げたりして、のんびりと散策できます。
 
 都市の生活に疲れた人達が、休息を求めて海を見に来る、そうした場所で
あるだけに、季節に応じた街の演出が、どれだけ心を豊かにしてくれるのか。
ビルに入れば買物や飲食に事欠かないし、公園や遊園地でくつろぐことも
できるし、神戸だけでなく関西周辺の人にとって、きっと心のふるさとに
なっていくんだろうなっていう印象に残る場所でした。
 
神戸ハーバーランド 街路樹のイルミネーション
 明るさの程度を示す指標としてルックス(Lx)という単位があります。
生活空間における照度レベルの例について、ここで整理しておきます。
   0.2Lx : 「月夜」
   1〜3Lx : 「街路、公園」
    10Lx : 「道路(交差点)、駐車場」の照明
   100Lx : 「看板等」のスポット照明
   500Lx : 「コンビニ」の店舗内の照明
  1000Lx : 「Jリーグ競技場のグランド」の照明
 10000Lx : 「曇天の昼間」
100000Lx : 「晴天の真夏の昼間」
これによると、昼間の世界と夜の世界とで光の量が極端に違うことが
わかります。
 
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