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◆河童倶楽部通信 37 鳥取から。過疎地域でも頑張る街づくり
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大風ぴゅーぴゅーの一日で、急に秋がやってきたようです。
台風は愛知県上陸寸前で関東へ矛先を変えたみたいだけど、
東京の方は大丈夫だったかな。
 
                                        ▲倉吉の白の漆喰壁と黒の焼き杉壁の町並み
 
友人から、思いがけず青春18切符3枚を分捕ることができ、
それを有効活用して、鳥取県へ3日間の1人旅に出掛けてきました。
大阪→鳥取と、境港→岡山の高速バスを組み合わせて、
倉吉駅前のホテルを拠点に、鳥取・倉吉・境港市を歩いてきました。
 
              ▲鳥取砂丘。海の近くに高さ90mもの丘があった。風紋はどこも足跡でグチャグチャになっていた。
 
旅行ばかりしていると、駅や電車内の雰囲気だけで、その街が良い街かどうかが
感じ取れるようになってきます。私の感性から言うと、鳥取県は同じ日本海側でも
北陸とは全然違う前向きで活気のある街づくりをして、頑張っているな!という空気を
肌で感じ取ることができました。
 
                                          ▲「燕趙園」 かなり本格的な中国庭園だった
 
鳥取県全体の人口が、たったの60万人しかいなくて、深刻な過疎地域。
どこへ行ってもお年寄りばかりが目に付くけれど、とっても元気な老人が多かった。
雪が降るか降らないかで、こんなに雰囲気が明るいものなのだろうかと思われた。
電車は単線で太平洋側の快速電車の3倍の時間がかかる。
産業といえば、梨と魚介類などの第一次産業が中心的な存在。
しかし、豊かな自然と青い海、そして温泉が涌いているのが魅力。
 
                                            ▲「境水道大橋と牧場」 
 
そうしたのんびりとした風土を活かした観光開発が少しずつ充実してきていた。
「燕趙園」という中国政府の全面的バックアップで本格的な庭園が造られたり、
「二十世紀梨ミュージアム」など、近代的なスポットも増えてきた。
 
 
 
 
 
島根県に接する半島の先端部の港町「境港市」
ここでは、極めて異色な街づくりを行っていて、それがすこぶる成功を収めていた。
「ゲゲゲの鬼太郎」を描いた 水木しげる さんの出身地ということで、街はどこも
”妖怪だらけ”の様相を呈していた。でもこの異次元的な雰囲気が魅力となって、
観光客が殺到し、すごい活気ある街に変身していた。
 
 
 
 
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