【駅長さんが頑張っている道の駅「あいの土山」】


▲来訪者とのコミュニケーションを、何よりも大切(生き甲斐)にしておられる、谷川駅長
 国道1号線の鈴鹿峠を越えて滋賀県に入ったところにある道の駅「あいの土山」
旧東海道五十三次の古い宿場町散策の拠点として便利なこの施設として、トイレ休憩の
つもりで立ち寄ったが、ただモノならぬ居心地のよい雰囲気が満ちあふれており、河童は
なんだか故郷に帰ってきたようなくつろいだ場所として、思わず長居をしてしまった。
 谷川駅長を始めとする駅員の方々の「おもてなしの心」の暖かさが駅舎内に満ちていた。
駅長さん自らがマイクを握り、「ようこそいらっしゃいました・・・土山特産のお茶をどうぞ・・・。」
と接待してくださるので、”どうせ高速道路S.A.にあるような、シャビシャビのお茶だろう”と思って
紙コップに注ぐと、何ともいえないいい香りが漂うではないですか。味だって本格的な日本茶が
セルフで好きなだけ戴けるというサービスに感服してしまいました。
 売店には、周辺各地から取り寄せた名物に、駅長さんが自信を持って勧める旨のコメントが
添えられていて、「笹の皮に包まれたおむすび」とか、「お茶ういろ」、「でっち羊羹」、「やぶきた餅」
など、数百円で買える数々の逸品が並べられていて、購買意欲をくすぐられてしまった。

▲食堂の人気メニュー『土山茶うどん(500円)』

駅長さんと来訪者との心をつなぐ「あいあいつづり」
一人一人の書き込みに対して、駅長さんのコメントと
サインが赤ペンで書き込まれている。この26冊目と
なる宝物のようなノートが、自由に閲覧できる。

 トイレには、マーカーペンで塗りつぶされた細かな字体の御金言集が、壁一面に貼り付けられ
ていて、ある意味で異様な雰囲気が醸し出されている。本懐を遂げた後で、しばし文面を眺めると
思わず目が釘付けになりそうな共感を覚える言葉の数々。「しあわせ3点セット」のプリントには、
コピーをいただけるといったメッセージが添えられており、駅長さんとのコミュニケーション材料と
なりそう。そうそう、この駅の名物といえば「抹茶のソフトクリーム(400円)」。駅長さん自らが、
これでもか!これでもか!・・・といった、見たこともない超大盛りの大盤振る舞いをされていた。

「あいの土山 道の駅」のホームページ:
 http://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/msiga1.htm

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