【境港市:水木しげるロード】

『ニッポン妖怪図鑑』 鳥取県境港市にて取材

【ぬり壁】 
 夜の海岸や人気のない道、守の中などに突然現れて人を驚かせる。押しても引いてもびくともしない。大きさを自由に変える。

◆効能/意志が強くなる。
【ばけぞうり】 
 履物を粗末にする家に現れる。

◆効能/物を大切にするようになる。

【かみきり】 
 人が、獣や幽霊と結婚しようとすると、どこからともなく現れ人の髪を切るという妖怪。

◆効能/傷心、失恋から立ち直る。
【一反木綿】 
 
一反ほどの白い布で、夜間に飛来し、人の首に巻きついたり、顔面を覆ったりする。

◆効能/スリムで色白になれる。

【朱の盆】 
 顔一面が朱を塗ったように赤く、目の色は血のようで、額に一本の角がある。髪の毛は針のようで口は耳のわきまで裂けている。

◆効能/赤面症が治る。
【海坊主】 
 
会場に出現する黒くて巨大な妖怪で、機嫌を損ねると船をひっくり返されてしまう。

◆効能/大漁祈願、航海安全。

【カワウソの化け物】 
 年をとったカワウソの妖怪。
笠をかぶったきれいな女に化けて人をたぶらかす。

◆効能/ウソをつかなくなる。
【お歯黒べったり】 
 
美しい着物を着たのっぺらぼうの女の妖怪。お歯黒をつけた歯でニタニタと笑う。

◆効能/おしゃれ上手になる
【倉ぼっこ】 
 
古い倉に住む妖怪で、髪が長く垂れて顔は見えない。防火の神として祀られている。

◆効能/火の用心。

【目玉おやじ】 
 鬼太郎のお父さん。
 朝風呂が大好きなので、毎朝茶碗のお風呂に入る。

◆効能/学業成就。
【毛羽毛現】 
 
いたずら好きで、人間の元気を無くしたり、病気にしたりする。日当たりの悪い中庭などに現れる。。

◆効能/健康祈願。

【やまびこ】 
 山で声を出すと、同じような声が帰ってくる。山々や谷にこだましながら飛び歩く一本足のいたずら妖怪。

◆効能/情報収集能力アップ。
【小豆洗い】 
 
川や谷などで、ショキショキと小豆を研ぐような音をさせるが、近づいても姿は見えない。

◆効能/おめでたい一年になる

【ねこ娘】 
 
ネズミや魚などを見ると、たちまち目が吊り上がり、牙をむきだして化け猫に変身する。
◆効能/魚好きになる
【にゃんこ】 
 街角に現れて、にゃぁにゃぁとすり寄ってくる。
膝の上に乗ったり、突然キスをしてくることもある。

◆効能/安らいだ気持ちになれる。
※解説は、境港市観光協会発行「妖怪ガイドブック」より引用しました。  
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